夏は麻の着物や麻混の浴衣が涼しいといいます。
麻は綿の3倍の吸水性があり、水分を蒸発させるときに気化熱として熱を奪うので涼しいわけです。
ですから、下着を麻にするだけでもかなり涼しいわけですね。
しかし、麻の長襦袢はもちろんのこと、肌襦袢、裾よけ等もかなりお高いですね。
これはいったいどうしてなんだろうと素人ながらに思っていました。
上布などが高いというのは分かるのです。それだけ手間ひまがかかりますし、なにしろ技術が必要とされますから。
市販の麻の裾よけが高いのなら、自分で手作りしようかな、と思い、いろいろと調べているうちに、麻製品の高さの理由が何となくわかりました。
まず、裾よけにいいなと思う麻生地をみつけたのですが、それはそのままでは使えないのです。
というのも、目の粗い(つまり生地が薄い)麻布の場合、縮む率がかなり高いからです。
すると、水通しという作業をします。
一晩水につけておいて、それを翌日脱水してから干します。
そして、乾いたところでアイロンをかけるわけですね。
これでやっと裁断作業にかかれるわけです。
自分で手作りした方がかなり安いことは分かりましたが、それだけの手間が麻製品にはかかっているのだなあということに気づいた、着物初心者でした。

でもやっぱり夏は麻が涼しいです。